様々なウォーターサーバーを実際に試して、比較しました。ウォーターサーバー選びに是非ご参考ください。
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ウォーターサーバーがうるさい!騒音の解決策と、おすすめの静音ウォーターサーバー

ウォーターサーバーはいつでも美味しい水や温水機能を楽しめる便利なものですが、その反面「音がうるさい」というマイナス意見もあります。

契約を考えていても、「音がうるさくて解約する事になったらどうしよう」と悩んでいる方もいるかもしれません。

今回は、ウォーターサーバーの音が気になる場合の原因とその対策をまとめました。

これから契約する方のために、音が気にならないウォーターサーバーの選び方についてもまとめましたので、ぜひご覧ください。

ウォーターサーバーはどれくらいうるさい?気になって寝られないって本当?

眠れない女性「会社のウォーターサーバーがうるさくて、集中できない」
「寝室にウォーターサーバーを置いたが、音が気になる」

なんてコメントを見ると、ウォーターサーバーの契約について悩んでしまいますよね。
すでに使っている方でも、音が気になるので解約を考えているという方もいるでしょう。

実際にウォーターサーバーから出る音はどれくらいなのでしょうか。
音の目安について調べてみました。

ウォーターサーバーはどれくらいうるさいのか

ウォーターサーバーの製品情報を見ると、音の大きさを知るための「dB(デシベル)」という単位が出てきます。
dBとは音の強さや電力の大きさを表すために使われる単位で、単位が大きいほど音が大きい事を表します。

dBごとに騒音の程度が区分されており、

  • 90dB以上 きわめてうるさい~聴力機能に障害がある:地下鉄構内~飛行機のエンジンの近く程度
  • 70db以上 うるさい:高速走行中の車内~救急車のサイレン程度
  • 50dB以上 普通:エアコンの室外機~デパート店内程度
  • 30~40dB 静か:深夜の郊外~図書館内程度
  • 20dB きわめて静か:木の葉の触れ合う音

となっています。

参照:騒音・振動の規制について/深谷市ホームページ

騒音レベルの図

室内のdBの理想は、50dB未満でしょう。

人の声で例えると、50dBの音は「小さな声」、40dBの音は「ささやき声」、30dBの音は「小さなささやき声」となっています。

ウォーターサーバーのdB表記を見てみると、「静音設計」となっているウォーターサーバーのほとんどが「図書館内と同様の静けさ」となっており、音の大きさは40dB前後です。

しかし従来のウォーターサーバーはdBが大きいものが多く、60dBを超えるサーバーもあったようです。(すでに販売終了している型でした)

「静音設計」ではないサーバーの場合、50dB前後のものが多いようです。

50dB前後となると、「小さな声」で話す程度・エアコン室外機の音程度の大きさという事になります。

実際使っている人の声を見てみると、「慣れれば気にならなくなる」という意見も多いです。

稼働音の場合は常に静かな音を発しているので、冷蔵庫と同じように生活音として慣れるものと言えます。

しかし不定期に発せられる音の場合は、びっくりしたり気になる方が多いようです。

水がボトルに入る音や、ボトルが潰れる音は不定期に起こるためストレスになるかもしれません。

寝室・赤ちゃんの部屋にウォーターサーバーを置ける?

発する音が50dB前後のウォーターサーバーは、置く場所によっては音が気になりストレスになるかもしれません。

特に寝室に置く場合には、常に鳴る「ウィーン」という稼働音が気になり始めると眠れない、という場合もあるでしょう。

赤ちゃんがお昼寝している部屋の場合、ボトルが潰れる音などに赤ちゃんがびっくりしてしまう可能性もありますね。

寝室や赤ちゃんの部屋にウォーターサーバーを置く場合には、40dB前後の静音設計のウォーターサーバーがおすすめです。

おすすめの理由の前に、ウォーターサーバーの音が気になる場合の原因と対策について知っておきましょう。

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うるさい原因はウォーターサーバーの稼働音

ウォーターサーバーの水部分ウォーターサーバーの音がうるさい場合、ほとんどはウォーターサーバーの稼働音が原因です。
音がうるさいウォーターサーバーを選ばないためにも、音の原因を知っておきましょう。

コンプレッサーの稼働音

ウォーターサーバーには水を冷やす機能がついていますが、そのシステムは大きく分けて2つあります。

  • 電子式
  • コンプレッサー式

ウォーターサーバーは中で「冷水タンク」と「温水タンク」に分かれており、電気を使ってそれぞれのタンクの水の温度を一定に保っています。

電子式では、冷水タンク内に設置されたモジュールと呼ばれるものに電気を通して水を冷却しています。
対してコンプレッサー式では、圧縮機による気化熱を使って水を冷却します。
冷蔵庫と同じ方法ですね。

電子式は電気代が安く稼働音が小さいのですが、冷却機能が低いというデメリットがあります。

コンプレッサー式は電子式よりも冷却する力が強く、短時間で水を冷やせるのでウォーターサーバーに用いるのに理想的です。
しかし冷却のためにより電気量が必要となり、稼働の音も大きくなるというデメリットがあります。

従来のウォーターサーバーはほとんどがコンプレッサー式を採用していたため、「ウォーターサーバーの音が気になる」という方はコンプレッサー式のサーバーに悩まされている可能性が高いです。

コンプレッサー式のサーバーは、冷蔵庫と同様「ウィーン」という音が常にしていますので、一度気になりだすと仕事や勉強が手につかなくなるかもしれません。

電気ヒーターの稼働音

冷水を作るためには2つの方法がありますが、温水を作る場合にはほとんどのサーバーが「金属棒に電気を流す」という方法を使っています。

温水タンク内の温度は常に一定に保たれているため、タンク内の温度が下がり始めたら自動的に電気ヒーターが稼働してタンク内の金属棒に電気が流れる仕組みになっています。

この電気ヒーターが稼働する際に「カチッ」というスイッチ音がするのですが、それが気になる方もいるようです。

ボトルに空気が入る音

ボトルを設置するタイプのサーバーを使っている場合、水を使う度にボトル内には空気が入り「ボコッ」という音がします。

コンプレッサーの稼働音はずっと止まらずに鳴っているため気にならなくなる方が多いですが、ボトルの音は不定期なので「びっくりする」と感じる方が多いようです。

ボトルがつぶれる音

ボトル内部が真空状態になる機能を搭載しているサーバーの場合は、水を使うと同時に内部の空気が圧縮されていき、ボトルが自動的に潰れて小さくなっていきます。

空気が中に入る音はなくなるのですが、反対にボトルが潰れる「グシャッ」という音がするようになり、その音も気になる方にとってはストレスのようです。

水をくみ上げる音

従来のウォーターサーバーはボトルを上部まで持ち上げて挿し込まなければならなかったので、女性にとってはかなり重労働でした。

最近では水の交換を楽にするために、ウォーターボトルを下部に設置するタイプのサーバーが人気です。
持ち上げる必要がないため、女性や高齢者でも安心して使う事ができるのです。

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しかしボトルが下部に設置されているサーバーの場合、内部でモーターで水をくみ上げる必要があり、その音が気になってしまう可能性があります。

壁・フローリング等に稼働音が共鳴している音

上記に挙げたサーバーの稼働音は、壁や床に共鳴するとさらに大きくなります。

実際の音はそこまで大きくないのに、置く場所によって音を大きくしてしまっているという可能性もあるのです。

ウォーターサーバーの音が気になる場合には、まずは自分でできる解決策を試してみて、解決しないようであればメーカーに相談したりサーバー乗り換えを考える必要があります。

まずは自分でできる解決策を見てみましょう。

ウォーターサーバーがうるさい場合の解決策

ドライバーを持った女性「ウォーターサーバーがうるさいからやめたい」
と考えている方は、解約の前にまずは自分でできる解決策を試してみましょう。

実は簡単なひと手間で、ウォーターサーバーの音が気にならなくなるかもしれません。
すぐに試すべき解決策をまとめました。

水平に設置されているか確認する

まずはウォーターサーバーが置かれている場所を確認しましょう。

ウォーターサーバーはゆがんでいる床・段差がある床に置くと、一点に過重が集中するため音が伝わりやすくなってしまうようです。

水平でない床は安定が悪いため、転倒する危険もあります。
なるべく平らな床に設置しましょう。

ウォーターサーバーを壁や家具から離して置く

前述したように、サーバーの稼働音は壁に共鳴すると大きくなります。
共鳴をなくすためには、サーバーを壁や家具から離して置く必要があります。
ぴったりとくっつかないように、10センチ程度離して置くだけで音が少し小さくなるのを感じるでしょう。

サーバーの下にマットを敷く

サーバーの稼働音が床に共鳴するのを避けるためには、マットを敷くのがおすすめです。
しかしカーペットは安定性が悪いので、おすすめできません。
ホットカーペットも安定性が悪いのと同時に、断線の可能性があるので避けましょう。

下に敷くなら防音マットがおすすめです。
分厚すぎず、サーバーの安定性が悪くならないものを選びましょう。

メーカーによっては、オプションで専用のサーバー用のトレイや防振ゴムなどを付ける事ができます。
何を選べば良いかわからない、という場合には防音のためのオプションを付ける事ができるメーカーを選びましょう。

排水キャップ等を確認する

「最初は音がしなかったのに、使っている途中から音が気になりだした」
という場合、部品やサーバーに問題があるかもしれません。
音が異常に大きい場合には、メーカーに相談しましょう。

考えられる原因のひとつは、排水キャップがきっちり締まっていない事です。
排水キャップがゆるんでいると稼働音が大きく聞こえてしまいます。

またボトルがしっかりはまっていない場合もあるでしょう。
まずは部品がしっかりはまっているか確認し、それでも音が大きいように感じるならばメーカーに相談してみましょう。

静音設計のサーバーに乗り換える

上記の解決策をすべて試してみても音が気になる場合には、静音設計のウォーターサーバーに乗り換える事をおすすめします。
ここからは、静音設計のサーバーの中でもおすすめの製品を紹介します。

おすすめの静音設計ウォーターサーバー

静音ウォーターサーバーを選ぶ際のポイントは、

  • 40dB前後のものを選ぶ
  • ボトルタイプでないものを選ぶ
  • ボトルが潰れるタイプでないものを選ぶ

というものです。
さっそくおすすめのサーバーを見てみましょう。

フレシャス「デュオ・ミニ」

デュオミニのカラバリフレシャスは静音設計のサーバーが人気のメーカーですが、その中でも「デュオ・ミニ」は特に静音性が高く、寝室や赤ちゃんの部屋に置くサーバーとして勧められています。
他の「デュオ」や「スラット」も20dB代でかなり静音性が高いのですが、デュオ・ミニは14.4dBという結果を出しており、フレシャスのサーバーの中で最も静音性が高いものです。

ポンプ音のないウォーターパック・稼働音の少ない「ベルチェ冷却方式」など、静音のためのこだわりが詰め込まれたサーバーです。

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フレシャスのデュオ

プレミアムウォーター「Amadanaウォーターサーバー」

amadanaAmadanaウォーターサーバーはスタイリッシュな見た目ゆえに人気ですが、稼働音が静かというメリットもあります。
専用の「木製置台」はインテリア性が高くおしゃれですが、それだけでなく稼働音が床や壁に響くのを防ぐためにも効果的です。

また「電子式」で水を冷却するので、従来のサーバーよりも静音設計です。
おしゃれで静かなサーバーをお探しなら、Amadanaがおすすめです。

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プレミアムウォーター

まとめ

ウォーターサーバーがうるさいと感じる原因には、

  • サーバーの稼働音
  • ボトルに水が入る音
  • ボトルが潰れる音
  • 床や壁に共鳴する音

というものがありました。

解決策としては、

  • 平らな床に置く
  • 床、家具から離して置く
  • マット等を敷く
  • 排水キャップ等を確認する

というものがあります。

解決しない場合には、静音設計のウォーターサーバーに乗り換えるのがおすすめです。

最新のサーバーは静音設計なだけでなく、エコ機能など嬉しい機能が搭載されているため、乗り換えて損はないでしょう。
便利なウォーターサーバーを、ストレスフリーに使いこなしましょう。

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