ウォーターサーバーを契約する際に注意しなければならないポイントがあります。
それは「お水のノルマ」です。
「え?ウォーターサーバーにノルマなんてあるの?」と思われたかもしれませんが、「ノルマ」を知っておかなければ後々「失敗した」ということになりかねません。
そこで、ウォーターサーバーのノルマについて詳しく解説していきたいと思います。
ウォーターサーバーで言われている「お水のノルマ」とは
まず、ウォーターサーバーの「ノルマ」について解説していきましょう。
ノルマと言えば仕事で使われることが多い言葉ですが、ウォーターサーバーでも意味は同じで、「ある条件をクリアしなければならない」ということです。
ウォーターサーバーでの「ある条件」とはお水の注文数のことで、一般的には1か月に注文しなければならない水ボトルの数をクリアする必要があります。クリアしなければならない水ボトルの数はメーカーによって違いますし、ノルマがないメーカーもあります。
特にお水の消費量が少ない場合、ノルマに関しての知識が重要となります。
自分がどれくらいのお水を1か月で消費するのかを考え、どの程度のノルマならクリアできるのか、またノルマがないサーバーの方がよいのかなど十分検討しましょう。
ウォーターサーバーには水のノルマがある会社とない会社がある
ウォーターサーバーには水ボトルのノルマがある会社とない会社があるというお話をしました。
一般的に考えればノルマがない会社の方が良いのですが、ノルマがなければないで他の部分で負荷がかかってきます。
では、水ボトルのノルマがある会社とない会社の違いや、どのような特徴があるのか見ていきましょう。
お水のノルマがある会社と休止手数料の比較
まず最初はお水の注文ノルマがある会社の特徴です。
当然のことのように思われますが、知らないこともあると思いますので大きな特徴を挙げておきます。
ポイント
- サーバーのレンタル料は無料
- 基本的には定期購入なので決まった数が配送されるため注文する手間がない
- 最低ノルマは必ずクリアしなければならない
- 水ボトルが在庫となって残ることもある
このように、水の注文ノルマがあることで生じるデメリットもあればメリットもあります。
最低ノルマは必ずクリアしなければなりませんが、条件さえ満たしていればサーバーのレンタル料は発生しませんから、メリットとなる部分もあります。
また、サーバーの構造を見てもノルマありの方が優秀な会社が多いので、お水を使う頻度が多い人はノルマありがおすすめです。
では、それぞれのメーカーでノルマや手数料にどのような差があるか比較していきましょう。
フレシャス
1箱(7.2リットル×4パック=28.8リットル)が最低ノルマだが、1か月の休止なら問題ない。2か月連続で休止すると月額1,000円の手数料がかかる
クリクラ
毎月ではなく3ヵ月で注文が6本未満になると月額1,000円の手数料がかかる(1か月に2本注文すれば問題なし)
コスモウォーター
天然水は2か月連続の休止で月額864円の手数料がかかり、RO水は1か月注文が停止すると864円の手数料がかかる(本数ではなく注文がない場合)
うるのん
定期配送を1回スキップすると1,080円の手数料がかかる
ハワイウォーター
直近の3ヵ月で購入箱数が2箱未満になると手数料が月額864円かかる
キララ
2か月以上連続で注文を休止すると手数料が1,080円かかる
このように、会社によってノルマが違えば手数料も違ってきます。
ですが、基本的に2か月でノルマを見ている所が多いので、毎月焦って注文する必要はありません。
お水のノルマがない会社は基本的に月額料金が発生する
では次にお水のノルマがない会社の特徴を見ていきましょう。
お水のノルマがない会社は基本的にサーバーのレンタル料として月額料金が発生します。
ただし、月額料金を払ってでもノルマなしにしたほうが費用が安くなる人もいますので、月額料金についても詳しく解説しましょう。
まずは、お水のノルマがない会社の特徴です。
-
- サーバーのレンタル料金は定額で発生
- お水を無理に消費する必要がない
- 定期購入ではないので自分のペースでお水の注文ができる
- お水が在庫として残る心配がない
- 注文し忘れるとサーバー水を飲めなくなることも
ポイント
このようなメリットやデメリットがあります。
特にノルマがないのでお水を無理やり消費する必要がないのが大きなメリットではないでしょうか。
ノルマがあると次のボトルを注文しなければと、お水を使うことにストレスを感じてしまいます。ノルマがなければ自分のペースで注文すればいいので、大きなメリットと言えるでしょう。
ノルマがないことで得られるメリットやデメリットも大切ですが、月額料金が一番知りたいところだと思いますので、さっそく各メーカーの月額料金を見ていきましょう。
アクアクララ・・・安心サポート料金として月額1,000円~1,500円必要
イワタニアイコレクト(富士の湧水)・・・月額762円
アルピナウォーター・・・月額572円
エフィールウォーター・・・月額300円
このように、月額料金といってもさほど大きな金額ではありませんので、自分が使うお水の量を考えてノルマありにするか、なしにするかしっかり考えて契約しましょう。
一人暮らしや家族数が少ないからノルマなしの方が得とは限らない
お水の注文ノルマがあると一人暮らしや家族人数が少ない場合は費用がかかると考える人が多いと思います。
基本的には一人暮らしや家族人数が少ないなどお水の消費量が少ない場合はノルマなしのほうがお得ですが、ノルマありの方がお得になることもあるのです。
では、一人暮らしや家族人数が少なくてもノルマなしがおすすめの人と、ノルマありがおすすめの人の特徴を解説していきます。
ノルマなしがおすすめなのはこんな人
一人暮らしや家族人数が少なくて下記に当てはまる人はノルマなしがおすすめです。
- 飲料水目的として利用することが多く、その他の利用目的がない人
- 自宅で過ごす時間が短くお水を飲む量が少ない人
- 料理などをしないためお水の消費量が少ない人
この3点に当てはまる人はノルマなしがおすすめです。
飲用目的やお水の消費量が少ない場合、ノルマありにしてしまうとお水が余ってしまいペナルティとして手数料を支払わなければならないことが多くなります。
ノルマありのペナルティで生じる手数料と、ノルマなしの月額料金とを比べるとノルマなしの月額料金の方が高い傾向にあります。
ですが、ノルマありにして水ボトルを無理して購入すると1本あたり1,000円くらいの費用がかかってしまいますので、ノルマなしで契約するほうが良いのです。
ノルマがあってもこんな人ならおすすめ
では次に、一人暮らしや家族人数が少なくてもノルマありの方がおすすめの人の特徴を挙げていきましょう
- 飲用水以外にも料理などで頻繁にお水を使う人
- 自分や家族以外にペットなどを飼っていてお水の使用量が増える人
- いつもお水をよく飲み、飲料水だけでもお水の消費量が多い人
以上の3点に一つでも該当する人は、ノルマありでも問題ありません。ただし、家族人数が少ない場合、お水を飲み切れないということも考えられますので、手数料が安いメーカーや注文ノルマがないメーカーを選ぶようにしましょう。
また、メーカーによってノルマとなるお水の量も違いますので、できるだけ少ないお水の量で済むウォーターサーバーを選ぶようにしましょう。
ウォーターサーバーのノルマがあっても困らないのはこんな家庭
それでは最後に、一人暮らしではなく家族でウォーターサーバーを利用する際に、ノルマがあっても困らないのか、ノルマなしの方がよいのか解説しておきましょう。
家族単位で使う場合は基本的に「水の消費量が多い」ので困らないことが多いのですが、中にはノルマなしにした方が良い家庭もあります。
これからお話しする内容と自分の家族構成や環境を照らし合わせて確認してください。
家族の人数が2人以上など同居人数が多い家庭
家族の人数が2人以上いたり、同居している人がいるという場合はノルマありでも問題ないでしょう。お水を消費する人数が多くなればなるほどノルマをクリアしやすいので、家族や同居している人が2人以上いる場合は、ノルマありで問題ありません。
一人暮らしの場合は、前項の「一人暮らしや家族数が少ないからノルマなしの方が得とは限らない」を参考にしてください。
料理をしたりお水を使う頻度が高い家庭
家族で生活している場合、料理をするにも大量の水が必要になります。特にご飯を炊く時はたくさんの水を使いますので、炊く量が多ければ多いほどお水の消費は激しくなります。また、鍋をしたりお味噌汁を作るなど、汁物をよく作るという人はノルマありでも問題ないでしょう。
頻繁にミルクをあげる必要のある赤ちゃんがいる家庭
赤ちゃんは生後5~6か月まではミルクのみで生活するため、毎日大量の水を消費します。
また、生後6か月を過ぎてもミルクと離乳食の両方をあげることになるため、お水の消費量も上がります。
ですので、小さな赤ちゃんがいる家庭ならノルマありでも問題ありません。
ウォーターサーバーのノルマは「水の消費量」を考えることが大切
ウォーターサーバーにはお水の注文ノルマがある会社とノルマのない会社があります。
基本的に「お水の消費量が多い」場合はノルマありにした方がサーバーのレンタル料が無料になりますので、毎月考えなければならない費用はお水代と電気代くらいです。しかし、「お水の消費量が少ない」場合は、ノルマなしにしてサーバーのレンタル料を支払った方が費用が安くなる可能性が高くなります。
ウォーターサーバーを選ぶ際は、お水の消費量をしっかり考えてノルマありにするか、なしにするか選ぶようにしましょう。