ウォーターサーバーで気になるのが衛生面だという人も多いと思います。
そのため、メンテナンスを重視してウォーターサーバーを選ぶという人もいるでしょう。
ですが、ウォーターサーバーのメンテナンス費用はメーカーによって違いますし、最近では自動クリーニング機能が搭載されていますので、メンテナンス不要となっているメーカーも出てきています。
いくらメンテナンス不要でもサーバー内部は見えないため、やはりきちんとメンテナンスしてほしいところです。
では、ウォーターサーバーのメンテナンス費用はどれくらいかかるのでしょうか。
また、自分でできるメンテナンス方法はあるのでしょうか。
衛生面でも大切なウォーターサーバーのメンテナンスについて疑問を解決していきます。
ウォーターサーバーのメンテナンスは必要?
先程もお話しましたように、ウォーターサーバーの中には自動クリーニング機能を搭載しているため、メンテナンス不要というメーカーもあります。
ですが、いくら自動クリーニング機能が搭載されているからと言っても、サーバー内部がキレイにピカピカ状態になるわけではありません。
サーバー内部は雑菌だけではなく水垢やぬめり、臭いなどもあり、クリーニング機能だけでは全てを綺麗に掃除することは難しいのです。
ウォーターサーバーから飲む水は、直接体内に入るものですし、大切な家族が使うものです。
サーバーを選ぶ時は、メンテナンスをきちんとしてくれるメーカーを選ぶようにしましょう。
メンテナンスはどれくらいの期間で行うの?
ウォーターサーバーののメンテナンスは必要ですが、いったいどれくらいの期間で行うとよいのでしょうか。
メンテナンス期間はメーカーによって違いますが、1年に1回や2年に1回という所が多いです。
またメンテナンス方法も様々で、昔ながらのメンテナンス方法で本体を分解して内部を綺麗に掃除してくれるメーカーもあれば、サーバー自体を丸ごと交換するメーカーもあります。
メンテナンス不要のサーバーをレンタルしているところは、メンテナンスをユーザーに任せるというところもありますので、自分でメンテナンスをする場合は1年に1回が理想的です。
ウォーターサーバーのメンテナンスは連絡が必要なメーカーもある
ウォーターサーバーは、メーカーがメンテナンス時期になると来てくれるところが多いのですが、ユーザーが連絡を入れなければ来てくれないところもあります。
特に、自動クリーニング機能を搭載しているタイプは「メンテナンス不要」となっているメーカーが多いので、ユーザーが連絡を入れなければならない場合がほとんどです。
メンテナンスを依頼する時は、公式ホームページから依頼したり、直接連絡を入れるなど、ウォーターサーバーのメーカーによって違いますので、依頼方法を確認しておきましょう。
メンテナンスではなく「サーバー交換」してくれるところがよい
ウォーターサーバーのメンテナンス内容によっては、サーバー自体を交換するところもあります。
サーバーは使えば劣化しますし、サーバー内部も汚れていきます。
サーバーを取り扱っているプロがメンテナンスをするわけですから、定期的なメンテナンスでも比較的汚れはキレイになるでしょう。
ですが、サーバー交換の場合、汚れたサーバーを丸ごと新品に交換してくれるわけですから、衛生面を考えると「本体丸ごと交換」が理想です。
アルピナウォーターなどのメーカーがこの方式を採用しています。
ウォーターサーバーのメンテナンス費用はどれくらい?
ウォーターサーバーは「メンテナンス不要」ではなく、定期的にメンテナンスをした方がよいということがわかりました。
では、サーバーのメンテナンスにかかる費用はどれくらいなのでしょうか。
費用によってはメンテナンスの期間を短くして、サーバーがいつでもキレイな状態を保つことができますので、しっかりと費用を把握しておきましょう。
ウォーターサーバーのメンテナンス費用はメーカーによって様々です。
一番安いメンテナンス費用は5,000円程度ですが、高くなると12,000円というところもあります。
また、サーバー交換に関してはそれぞれのメーカーによって交換期間も費用も違います。
一番安いサーバー交換なら、「毎年無料で交換」してくれるというところがある反面、サーバー交換に9,000円かかるところもあります。
一般的なサーバー交換費用は5,000円程度ですが、毎年ではなく2年に1回のサーバー交換となっているところがほとんどです。
メンテナンス費用にしても、サーバー交換費用にしても、最安値と最高値とでは2倍くらいの金額の差がありますので、気になるメーカーがあればきちんと費用を確認しておきましょう。
自分でできるウォーターサーバーのメンテナンス法
ウォーターサーバーの内部に関しては、メーカーにきちんとメンテナンスをしてもらうか、サーバー本体を交換してもらうことになります。
ですが、サーバーの外側にあるパーツに関しては自分でもメンテナンスをしておかなければ衛生を保つことができません。
そこで、サーバーの外側にあるパーツのメンテナンス方法をご紹介しましょう。
サーバーの外側は、直接空気が触れる部分が多く、雑菌や汚れが繁殖しやすいので、きちんとメンテナンスしておきましょう。
自分でメンテナンスする時に必要なもの
まず、自分でサーバーの外側をメンテナンスするために必要な道具を揃えます。
- まな板にかけても大丈夫なアルコール消毒スプレー
- まだ使用していないキレイな布など(ない場合はキッチンペーパーでも代用できます)
- キレイな歯ブラシ、もしくは綿棒など細かい部分を掃除できるもの
- 掃除機
この4点を準備して、サーバーのメンテナンスを開始します。
各パーツの掃除期間をきっちり守ろう
サーバーの外側には様々なパーツがあります。
- 水ボトルの差し込み口
- 水やお湯を注ぐ蛇口部分
- 受け皿
- ウォーターサーバーの背面
などです。
これらのパーツはそれぞれ掃除が必要な期間が違うため、きちんと掃除期間を守ってメンテナンスする必要があります。
- 水ボトルの差し込み口と蛇口部分=1週間に1度が理想
- 受け皿=1~2週間に1度(理想は1週間に1度)
- ウォーターサーバーの背面=6カ月に1度
この掃除期間をしっかり把握して自分でメンテナンスしていきましょう。
水ボトルの差し込み口と蛇口部分のメンテナンス方法
では、水ボトルの差し込み口と蛇口部分のメンテナンス方法を解説します。
水ボトルの差し込み口は上部にあるものと、足元にあるものの2つのタイプがあります。
どちらのタイプも差し込み口にアルコール消毒スプレーを吹きかけて、キレイな布で拭き取ります。
特に、足元に水ボトルを設置するタイプは床のホコリなども付着することが多いので、差込口だけではなく、周りもしっかりスプレーして汚れを拭き取りましょう。
パックタイプのウォーターサーバーの場合、差し込み口がニードルになっているので、このニードル部分にしっかりスプレーして布で拭き取ります。
水ボトルやパックを入れ込むタイプのサーバーは、水ボトルやパックを入れる部分全体にもきちんとスプレーして掃除しておきましょう。
次に蛇口ですが、蛇口の形状はどのメーカーも同じですから、アルコール消毒スプレーを蛇口の中に吹きかけ、綿棒を中に突っ込むようにして掃除します。
蛇口のカバーが取れる構造の場合は、カバーを外して掃除しましょう。
特に、蛇口部分は放っておくと水垢が溜まりやすいので、早めにメンテナンスすることが大切です。
特に水垢や汚れが目立つ受け皿のメンテナンス方法
ウォーターサーバーの受け皿は、どうしても汚れやすくなっています。
コーヒーを入れたり、カップ麺を食べるなど、お水やお湯を注いだ時にこぼれてしまうことがあるため、汚れやすいのです。
受け皿は1週間放置しているとかなり汚れてきますので、できれば1週間に1度のメンテナンスが理想です。
受け皿はどのウォーターサーバーでも取り外しができますので、サーバー本体から取り外し、台所用洗剤で洗うとキレイに汚れが落ちます。
ウォーターサーバーの背面のメンテナンス方法
最後にウォーターサーバーの背面です。
「え?背面って掃除するの?」と思われた人もいるでしょう。
ですが、ウォーターサーバーは機械なのでホコリを寄せやすく、特に背面は普段見ることがないため、放っておくとホコリだらけになっているのです。
ウォーターサーバーの背面を掃除する時は、まず掃除機で大きなホコリを取ります。
ここで注意が必要です。
ウォーターサーバーの背面は、サーバーを動かしている電子機器が見えているタイプのものがあります。
ですので、掃除機で取りきれなかったホコリを「乾いた布」で拭いてしまうと静電気が発生して電子機器に支障が出る場合があります。
注意ポイント
掃除機で取りきれなかったホコリを摂る時は、濡らしたタオルをしっかり絞って、軽く拭き取るようにしましょう。
あまり強く拭くとタオルの水気が内部に入ってしまう可能性があり、これも機械の故障につながります。
ですので、背面を掃除する時は、「濡らしたタオルをしっかり絞って、軽く拭き取る」ようにしましょう。
ウォーターサーバーのメンテナンス次第で衛生面は保たれる
ウォーターサーバーはメンテナンスが必要です。
メーカーのメンテナンスだけではなく、自分でメンテナンスをしていかなければ衛生面で安全なお水を飲むことが難しくなります。
ですが、メーカーのメンテナンスと自分で行うメンテナンスをきちんと行っていれば、常にキレイなお水を飲むことができます。
より衛生的にしたいのであれば、サーバー本体を交換してくれるメーカーを選び、自分でできるメンテナンスをしっかりすることです。
家族皆が使うウォーターサーバーですから、衛生面を支えるメンテナンスはしっかり行いましょう。