大切な肌を守るために化粧水や保湿クリームを使用している方も多いかと思いますが、本当に大切なことは身体の内側から整えることです。
そのためには、日常的に摂取する水に着目し、肌のターンオーバーを促す必要性があります。
水と美容の関係性について研究を重ねた筆者が水を飲むことの大切さ・正しい飲み方をご説明します。
肌のターンオーバーを理解しよう!
肌のターンオーバーを正しく理解することで、肌トラブルを未然に防ぐことが可能となります。
現在、ニキビやシミ・そばかすに悩みを抱えている方には特に意識していただきたいことばです。
ターンオーバーとは
肌は複数の層に分けられており、各部位に細胞が存在します。
その細胞が生まれ変わることをターンオーバーと呼び、通常、細胞が形を変化させながら垢となって剥がれ落ちるのですが、多くの方はこのことを意識しません。
つまり、自分の肌のターンオーバーが乱れていてもなかなか気づくことができないのです。
肌が健康な状態にあれば、6週間程度で新たな細胞に生まれ変わります。
この周期が乱れると、未熟な細胞が表に出てきたり、古い細胞が居座ったりと肌トラブルに繋がってしまいます。
「知らぬ間に肌トラブルが起こっていた」という経験のある方は多いのではないかと思います。
生活習慣の乱れやストレスなどにより健康な肌のターンオーバーが阻害された際にこの現象が起こるのです。
その為、肌のターンオーバーのしくみを正しく理解し、肌トラブルが起こらないよう対策をする必要があるのです。
ターンオーバーを促すには身体の内側から対策を
では、ターンオーバーの際にトラブルのない肌を作るためにはどのような対策が必要なのでしょうか。
それは、身体の内側から改善を図るということです。
ターンオーバーを上手く促すためには、きれいに細胞を変化させなくてはなりません。
そのためには、化粧水のような外部から浸透させるという方法だけでは不十分なのです。
では、どのような方法をとることで正しくターンオーバーを促すことができるのでしょうか。
それは「ミネラル成分豊富な水を摂取すること」です。
人間の身体は60パーセント以上が水分で構成されており、不要物を排出する際や細胞の生まれ変わりには十分な水分が必要なのです。
ここで疑問なのが「なぜ水でなくてはいけないのか」とうことですよね。
水分を摂取できる飲み物はコーヒーやお茶・ジュースなど幅広くありますが、筆者が水を推奨する理由は、大きくわけて2つあります。
- 甘味料や着色料・糖分などの成分を多く摂取することで身体にとって悪影響となる点(糖尿病や肌荒れの原因となります)
- ミネラル成分が豊富な水が最も体内での吸収が良く、さらに身体にマイナスとなる因子がないという点
水は身体への吸収率が非常に高く、摂取することによって身体にマイナスの影響を与えるということはほとんどありません。
しかしながら、ただ水を飲めばよいというわけではなく、ターンオーバーを促すのに効果的な水を選ぶ必要があります。
ズバリ、肌のターンオーバーを促すのに効果的な水はコレ!
ターンオーバーを促すためにはミネラル成分が豊富な水を摂取する必要があると述べました。ここでは、効果的な水の種類をご紹介致します。
現在、肌トラブルでお悩みの方必見です!
炭酸水
1つ目にご紹介したいのが炭酸水です。
炭酸水といえば、多くの美容モデルや女優さんが美を保つ秘訣として継続して飲んでいる水であるとして話題になりましたよね。
炭酸水の美容効果は多くの方が実感されていて、ターンオーバーを促すだけでなく、腸内環境を整えて便秘の改善にも効果が期待できる、まさに美の水です。
メモ
海外製のミネラルウォーターに炭酸ガスを加えた炭酸水はミネラル成分が豊富なことで知られていますが、日本の硬水を使用した炭酸水にもミネラル成分が含まれています。
炭酸水の効果を簡単にご説明します。
炭酸とは二酸化炭素のことで、体内に取り込むと酸素量が減っているとの判断がされます。
そして、血管を拡張させて酸素を取り込む現象が起こります。
分かりやすく言い換えると、体内の血のめぐりが良くなるのです。
血流循環が良くなると肌のターンオーバーに必要な細胞の生まれ変わりも促進されるという原理です。
便秘気味の方は、老廃物の排泄が上手くなされていないため肌の環境が悪くなりトラブルの原因となってしまいます。
そのことを防ぐのにも炭酸水が活躍しますし、最近では炭酸水洗顔といって外部から炭酸の効果を取り込む方法も話題となっています。
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硬水と軟水を上手く組み合わせる
硬水と軟水の違いをご存じでしょうか。
名称は聞いたことがあるけれど、良く分からないという方も多いのが現状です。
ズバリ、その違いは、ミネラル成分の量です。
硬水は軟水に比較してカルシウム・マグネシウム・カリウムなどのミネラル成分が豊富に含まれており、少し重たいと感じる方が多いでしょう。
ミネラルが豊富であればその分、肌のターンオーバーを促す作用が強く働くのですが、どうしても硬水が苦手な方は無理をせず軟水を飲むようにしましょう。
硬水を飲むこと自体がストレスとなれば肌トラブルを引き起こす原因になりかねません。
ただ、硬水と軟水を上手に組み合わせるのが最も効果的であるというところがポイントです!
硬水はターンオーバーを促す為に効果的なのですが、日本人の多くは飲み慣れていないということもあり最初から飲む量を一気に増やすと、お腹を下す可能性が非常に高いです。
海外旅行先で現地のものを食べると下痢になる・お腹が痛くなるという経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その理由は体内の環境に合っていないからです。
そのため、いつも通りに軟水を飲みながら慣れてきたら硬水の量を増やしていくという方法が最も身体にかかる負担が少ない飲み方となります。
具体的にどの位の量からはじめてみれば良いのかということについてご説明致します。
水の飲み方を理解して美容をサポート
肌のターンオーバーを促す為には二酸化炭素を含む炭酸水やミネラル成分を豊富に含む硬水が良いと述べましたが、どのくらいの量を飲めばよいのでしょうか。
体内への流入と排出を考えるのがコツ
まず、水分の摂取基準量・排出の量について述べます。
体内の水分量を保つためには、1日2リットルの水分を摂取する必要性があります。
そして尿や汗で排出される水分量は1リットル程度です。
普段、あなたが飲む水の量を想定してみてください。
「そんなにたくさん飲んでない」という方は要注意です!
必要な水分が体外に排出され取り込みがされていないと、肌のターンオーバーを促すどころか細胞の生まれ変わりが正常に行われていない可能性があります。
まずは、1日に必要な水分量を理解し、あなたの現状とどれほど相違があるのかを知ることが大切です。
その上で、炭酸水や硬水・軟水の摂取量を決めていきましょう。
ポイント
例えば、あなたが1日2リットル程度の軟水を摂取している方であれば、そのうちの半分を炭酸水に変更する、もしくは300ミリリットル程度を硬水に変えてみるといった方法がおすすめです。
大切なのは全ての水分を合わせて2リットル程度摂取するということです。
炭酸水は特に二酸化炭素のガスでお腹が膨らむので、食事摂取の妨げにならないよう調整をしてくださいね。
【睡眠とターンオーバーの関係性】就寝前の水の飲みすぎは睡眠の質をさげる
ここでは、水を飲む際の注意点を述べます。
就寝前に飲む水の適量はコップ1杯(約200ミリリットル)です。
この量は、就寝中に失われる水分量に該当します。(個人差があります)
実は、肌のターンオーバーを促す水を飲むことと睡眠は深い関係性があります。
それは、睡眠中に最も多く分泌される成長ホルモンが肌の質を決めるターンオーバーを促す要素となるためです。
つまり、良質な睡眠なくして正常なターンオーバーはなしえないと捉えてください。
では、就寝前の水の飲みすぎが睡眠の質とどのような関係性があるのでしょうか。
就寝前は、身体を休める時間であり体内もお休みモードに入っていなくてはなりません。
そこで水を多量に摂取すると交感神経が働き身体を十分に休めることが出来なくなってしまいます。
その結果として睡眠の質を低下させ肌のターンオーバーに欠かせない成長ホルモンの分泌も低下してしまうというわけです。
飲みすぎはむくみの原因に
また、水がターンオーバーの促進に効果的であるという理由から1日の摂取基準(2リットル)を大幅に上回る飲み方をしてはむくみの原因となってしまいます。
体内の環境を維持するのに不必要な水分は尿や汗などで排出される、もしくはむくみとなってあらわれます。
むくみときくとアルコールを連想される方も多いかと思いますが、水を含めた水分全てが該当しますので、適量を守るようにしてください。
もし、むくみが出てしまっても水分を控えるのではなく、ミネラル成分が豊富な硬水や、炭酸水を適量飲んで不要な水分を含めて排出へと導いてください。
まとめ
肌のターンオーバーを促すためには、まずは肌の生まれ変わる仕組みを理解し、身体の内側から改善を図る取り組みをする必要があります。
そこでおすすめなのが、血流循環を促す炭酸水やミネラル成分豊富な硬水を摂取することです。
また、1日の摂取基準量(2リットル)と現在あなたが摂取している水分量を比較し、足りていないのであれば水を飲むという意識をもってください。
そして、大切なポイントとして身体の状態に合わせて水(炭酸水や硬水)の飲む量を変えていくということがあります。
一度に大きな変化を加え、身体に負荷がかからないよう調整をしてくださいね。
肌のターンオーバーを促して理想の肌を手に入れましょう!