ウォーターサーバーを使い始めるとき、気になるのはやはり月ごとにかかるコストではないでしょうか。
継続して使用するとなると、サーバーのレンタル代、ボトルの代金などは数百円でも安くしたいものですよね。
徹底的にコストを下げたい方のために、安さで人気の2つのメーカーを比較してみました。
あなたに合った使い方ができてお得なのはどちらのサーバーなのか、ぜひ見てみましょう。
コストで選ぶなら信濃湧水かプレミアムウォーター
ウォーターサーバーを選ぶ際に、コストの低さで選ばれているのが「信濃湧水」と「プレミアムウォーター」の2つです。
各メーカーについて詳しく見てみましょう。
メーカー名 | レンタル料 | 水の種類 | 月額費用 | 宅配期間 | 水の価格(500ml) | 最低購入ノルマ | 契約期間/解約金 | 電気代 | ボトルの種類 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
信濃湧水 | 無料~ | 天然水 | 3000円~ | 都度注文 | 62円 | 12Lボトル2本~ | 1年/10000円 | 約470円~ | 12L |
プレミアムウォーター | 無料~ | 天然水 | 3280円~ | 1週~1か月 | 約117円~ | 7Lボトル2本~ | 2年/10000円~ | 約620円~ | 7L/12L |
信濃湧水とは
信濃湧水は、大自然の水を低コストで家庭に届けるメーカーです。
北アルプスの標高1,220mの場所に位置する「矢沢水源」から採水された超軟水を使っているため、軟水に慣れた日本人の舌に合い、飲用にもお料理にも適しています。
信濃湧水はウォーターサーバーを使い続けてほしいという想いから、月々のコストを下げることに力を入れています。
使い始める方用に「初めてキャンペーン」等を実施しているメーカーは多いですが、本当に大切なのはお得に長く使い続けることができる料金体系であると言えます。
信濃湧水はコストの安さ、安全性、水の質においてバランスの取れたメーカーであると言えます。
プレミアムウォーターとは
プレミアムウォーターは良心的な価格で美味しい水を提供している、おすすめ度の高いメーカーです。
水の採水地にこだわり、モンドセレクション2019において「優秀品質金賞」を受賞した「富士吉田」にて採水された水を採用しています。
さらに「非加熱処理」を行うことで水の味を損なわずに出荷することに成功しています。
ほとんどのミネラルウォーターが衛生管理のために、低コストな加熱処理を行っているようです。
しかし水を加熱処理すると、「溶存酸素」という水の美味しさに関わる成分が減ってしまい、味が落ちてしまうのです。
プレミアムウォーターは、コストがかかるとしても非加熱処理を行うことで、水の味にこだわる方も満足できるお水を家庭に届けています。
信濃湧水vs プレミアムウォーター、どっちがサーバーのレンタル代・メンテナンス費用が安い?
どちらもおすすめ度の高いメーカーですが、ここからはコストを徹底的に比較したいと思います。
特に気になる、サーバーにかかるコストを見てみましょう。
信濃湧水のサーバーレンタル代・メンテナンス代
信濃湧水には2つのウォーターサーバーがあり、それぞれかかるコストが異なります。
スタンダードサーバー:サーバーレンタル代0円
冷水・温水機能がついており、コーヒーや即席スープを作るのに便利です。
停電時でも常温水を使用できるので、災害時にも安心して使えます。
チャイルドロック機能もついており、基本的な機能は充実しているサーバーと言えます。
2年に1度の定期メンテナンスがあり、無料でサーバーの交換をしてもらうことができます。
自動クリーニング機能がついていないため、日常的に細かい部分のお掃除をする必要があるでしょう。
エコサーバー:サーバーレンタル代0円
その名の通り経済的で、スタンダードサーバーと比べて約35%の電力をカットしています。
スタンダードサーバーのチャイルドロックがさらに強力になった「ダブルチャイルドロック」がついており、冷水も完全にロックすることができます。
お子さんのいたずらや、うっかりミスで水を無駄にしてしまうことがなくなるでしょう。
エコサーバーは「自動クリーニング機能」がついているため、自分では手の届かない部分も衛生的に保つことができるでしょう。
4年に1度の定期メンテナンスがあり、無料でサーバーを交換してもらうことができます。
※自動クリーニング機能がついているとはいえ、差込口や蛇口周りのお掃除は定期的に行う必要があります。
まとめると、
- スタンダードサーバーは、レンタル代も定期メンテナンス代も無料
- エコサーバーは、レンタル代が300円/月、定期メンテナンス代は無料
となります。
プレミアムウォーターのサーバーレンタル代・メンテナンス代
プレミアムウォーターには5種類のウォーターサーバーがあります。
- スリムサーバーⅢ
- amadanaサーバー
- cadoコラボサーバー
- QuOL
- 6Lパック専用常温サーバー
それぞれ特徴が異なり、レンタル代も様々です。
詳しくご紹介しましょう。
サーバーごとのレンタル代
スリムサーバーⅢ
シンプル・ベーシックなサーバーです。
レンタル代:無料
amadanaサーバー
デザイン性の高いサーバーで、スッキリとした「スタンダードサーバー」と、おしゃれな置台のついた「ウォーターサーバー」があります。
スタンダードサーバーレンタル代:無料
ウォーターサーバーレンタル代:1,100円
cadoコラボサーバー
近代的なデザインで、シックなお部屋に合うサーバーです。
ボトルを下に置くタイプなので、お年寄りや女性の方でも安心して使えます。
レンタル代:1,100円/月
※「MOMCLUB」という子育て中の方向けのパックに入るとレンタル代が割引になり、550円/月になります。
QuOL
グッドデザイン賞を受賞した、スタイリッシュなサーバーです。
音声ガイダンス機能もあり、操作のしやすさにこだわった設計になっています。
レンタル代:1,100円/月
6Lパック専用常温サーバー
常温の水を楽しみたい方向けの、電気を使わないサーバーです。
レンタル代:無料
デザイン性が高く機能が多いものはレンタル代がかかるということがわかりますね。
スタンダードなスリムサーバーⅢは基本的な機能が充実したシンプルなサーバーなので、コスト最優先の方におすすめです。
価格もおしゃれさも諦めたくない方には、amadanaスタンダードサーバーがおすすめです。
メンテナンスサービスはオプションで
プレミアムウォーターのサーバーにはメンテナンスが自動で付いてくるわけではなく、基本的に自分で定期的な掃除を行う必要があります。
別売りで「セルフクリーニングキット」がありますので、定期的にキットを購入して内部の清掃をすることをおすすめします。
セルフクリーニングキットの料金は2,255円です。
使用者側の不注意でサーバーを修理・交換することが必要になった場合、かかった料金を支払う必要が生じます。
サーバーの種類と使用期間によりかかる料金は異なりますが、サーバー使用期間が1年未満の場合は13,000~20,000円程度、3年以上の場合は5,000円程度かかります。
サーバーの故障が心配な方は「プレミアム安心サポート」に加入することができます。
月々682円を支払うことで、万一サーバーが破損・汚損した場合も無償で交換してもらうことができます。
信濃湧水とプレミアムウォーター、ボトル代が安いのはどっちなのか
信濃湧水とプレミアムウォーターは、ウォーターボトルの配送に関して異なる料金体制を取っています。
比較する際に混乱してしまいがちなので、わかりやすくまとめました。
信濃湧水のボトル料金
信濃湧水のボトル料金体制はシンプルです。
注文方法:都度注文
お水がなくなったら注文する都度注文タイプなので、無駄がなくボトルが余ってしまう心配がありません。
11.4Lボトルなので頻繁に交換する必要もなく、何度もボトルを交換したくない、という方におすすめです。
プレミアムウォーターのボトル料金
プレミアムウォーターには3つのタイプの料金体系があります。
お水は基本的に定期購入となっており、指定した間隔で自動でお水が届きます。
選ぶプランによりボトルの料金も変わるので、ご説明します。
初めての方におすすめ・基本プラン
届くボトル数:12L×2本
契約年数:2年
最低契約年数が2年で、2年以内に解約した場合は違約金がかかります。
しかし他のプランは契約年数が3年なので、初回で3年契約をする勇気がない、という方におすすめです。
一番人気・PREMIUM3年パック
届くボトル数:12L×2本/7L×2本 のどちらかを選べる
契約年数:3年
プレミアムウォーター利用者の実に90%の方が利用しているプランです。
利用者が多い理由は、割引率が高いからです。
基本プランと比べると、12Lボトル1セット購入の場合、月々259円お得になる計算になります。
ママさんにおすすめ・プレミアムウォーター マムクラブ
届くボトル数:12L×2本
契約年数:3年
母体にも赤ちゃんにも優しいお水を選びたい、という子育て中のママのために生まれたプランです。
申し込みの際の条件は、申込時にご家庭に妊婦がいる、または5歳以下のお子様がいることです。
確認のために母子手帳等のコピーを提出する必要がありますので、ご注意ください。
上記でも触れましたがマムクラブに加入するとサーバーレンタル代も割引になります。
長期で使い続けたいと考えているママさんにおすすめです。
電気代で選ぶなら、信濃湧水とプレミアムウォーターどっち?
月々にかかるコストは、サーバーレンタル代やお水代だけではありません。
電気代も安いサーバーを選ぶことで、ランニングコストを抑えてお得に使い続けることができます。
信濃湧水のサーバーにかかる電気代
スタンダードサーバーの場合、月々約800円~の電気代がかかります。
エコサーバーの場合、エコモードを使用することで省エネ運転になり電気代も安くなります。
使い方によって変動しますが、スタンダードサーバーを利用するよりも月々300円程度安くなる場合が多いようです。
プレミアムウォーターのサーバーにかかる電気代
スリムサーバーⅢの電気代
通常時:約630円~
エコモード使用時:約500円~
amadanaサーバーの電気代
スタンダードサーバー:約1,060円~
ウォーターサーバー:約980円~
cadoサーバーの電気代
通常時:約840円~
エコモード使用時:約670円~
QuOLの電気代
通常時:約1,188円
エコモード使用時:約1,053円
※1ヶ月にかかる電気代の目安
※6Lパック専用常温サーバーは、電気を使わないので電気代の必要なし
サーバーにより、少しずつ電気代が異なることにお気づきでしょう。
レンタル代がかかってもエコモードのあるサーバーを選んだほうが最終的にお得になる、という可能性もあります。
まとめ
信濃湧水とプレミアムウォーターはそれぞれ異なる料金体系を持っているため、どちらがお得か判断するのは難しいです。
項目ごとにおすすめのサーバーを挙げると、以下のようになります。
サーバーレンタル代が無料なサーバーは?
信濃湧水:スタンダードサーバー
プレミアムウォーター:スリムサーバーⅢ、amadanaスタンダードサーバー、6Lパック専用常温サーバー
レンタル代が無料なサーバーはおしゃれ度に欠けることが多いですが、インテリア性の高いamadanaのサーバーを無料で使えるのは魅力的です。
メンテナンス代が安いメーカーは?
信濃湧水:基本的にメンテナンスは無料
プレミアムウォーター:メンテナンスはオプションサービスになる
サーバー交換を無料でしてくれることを考えると、信濃湧水のほうがお得と言えます。
ボトル代が安いメーカーは?
信濃湧水:11.4L 1,500円
プレミアムウォーター:12Lボトル1本あたり1,987円(基本プラン加入の場合)
ボトル代は信濃湧水のほうが安いです。
しかしママさんの場合マムクラブに入ることで、上記の値段よりもお得に使うことができます。
電気代が安いサーバーは?
信濃湧水:エコサーバー 月々約500円~
プレミアムウォーター:6Lパック専用常温サーバー 電気代なし、スリムサーバーⅢ 月々約500円~
電気代の最低価格は500円で、同じ値段となりました。
総合的に見て、ランニングコストが安いのは信濃湧水と言えます。
しかしプレミアムウォーターにはおしゃれなサーバーが多いことやマムクラブがあることなど、付加的な魅力がたくさんあります。
ご家庭ごとに変わるニーズに合わせて、お得に使えるサーバーを賢く選びましょう!
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