水道水をそのまま飲む人が少なくなり、浄水器を取り付けたり、ペットボトルのお水をストックしたり、ウォーターサーバーを設置するなど、皆さん何らかの水対策をしています。
家庭で相談して現在の水対策で満足している時に面倒なのが勧誘です。
いくら断ってもなかなか諦めてくれないという経験をした人は多いのではないでしょうか。
相手も仕事ですし、契約を取りたいのはわかるのですが、もっと簡単に諦めてくれる方法はないのかと思っている人もいるでしょう。
そこで、ウォーターサーバーの営業をうまく断る方法を解説していきましょう。
ウォーターサーバーの勧誘には2つの種類があります。
一つは訪問販売、もう一つはショッピングセンターなどで販売する方法です。
電話でのアポ取りや勧誘もあるようですが、電話の場合は切ってしまえば終わりですので、今回は、訪問販売とショッピングセンターでの勧誘に焦点を当てて解説していきます。
ウォーターサーバーの営業をうまく断る基本的な対処法
まず、ウォーターサーバーの営業をうまく断る基本的な対処法をお伝えします。
この方法は、訪問販売・ショッピングセンターの両方の勧誘を断る時に使えますので、覚えておきましょう。
「経済的に無理」と言い張る
基本的な断り方の中で一番断りやすいのが「経済的に無理」という言葉です。
SNSの書き込みなどで多かったのは、経済的に無理と言うと「お水は最初に2本サービスでつきますよ」「初期費用は無料です」など、最初はお金がかからないようなことを言ってくるので困るということでした。
ですが、ウォーターサーバーには毎月の電気代や水代が必ずかかります。
電気代は高くても1,000円ほどですので断る理由にならないかもしれませんが、水代は家庭人数や水の種類によっては5,000円以上かかることもあります。
ですので、営業に何を言われても「毎月のコスト代を払えない」と言えば大丈夫でしょう。
「設置場所がない」と少しのスペースもないと言い切る
最近のウォーターサーバーは床置き型でもA4用紙くらいのスペースがあれば設置できるほどスリムになっています。
ですが、高さが意外とあるので圧迫感があるのも事実です。
「設置場所がない」と断っても、「A4用紙を置けるほどのスペースもありませんか?」と聞かれる人が多く、「それを言われると…」と結局契約してしまったという人も口コミで多く見られました。
ですが、「圧迫感が嫌だ」と言い切るか、「A4のスペースもない」ときっぱり断りましょう。
きっぱり「断る」という意思表示をする
ウォーターサーバーの営業を断る際に、返事を曖昧にしてしまうと相手はどんどん話を切り替えて自分のペースに巻き込もうとします。
営業の中には大きな声を出したり、とてもしつこい人もいますから根負けしたり怖いと感じて契約してしまいそうになるかもしれません。
ですが、必要ないものなら「必要ない」ときっぱり断ることが大切です。
「結構です」と言うと「了承」という意味に取られてしまうこともありますので、必ず「必要ありません」「いりません」という言葉を使うようにしましょう。
「すでにウォーターサーバーがあり友人からの紹介なので買い替えは考えていない」
営業への断り方として「すでにありますので」というのはよく使います。
この言葉を聞いてスッと諦めてくれる営業もいれば、「すでにあるウォーターサーバーと、こちらの商品を比較してみてください」と食い下がる人もいます。
ですので、ただ単に「すでにあります」というのではなく、「友人からの紹介でウォーターサーバーを設置したので買い替えはありません」ときっぱり断りましょう。
その場しのぎなら「主人(妻)の了承を得ずに勝手なことはできない」もOK
とにかく今すぐ帰ってほしいという時に、一時的に断るなら「主人(妻)の了承を得ずに勝手なことはできないので、次の機会にしてください」と言うのも一つの手です。
実際、私もこの方法で撃退しました。
もちろんウォーターサーバーの営業は、今は無理だけど夫婦そろっている時なら話ができるかもと、また勧誘されることがあるかもしれませんが、その場しのぎくらいにはなります。
家に訪問販売に来たウォーターサーバーの営業を断る方法
ウォーターサーバーの営業を断る方法として基本的なところはわかりました。
では次に、家に訪問販売に来られた時の対処法をご紹介しましょう。
訪問販売を断る時は、基本的な断り方だけでは通用しないことがあります。 特に相手が実際に玄関先にいるわけですから、断り方を少しでも間違えるとなかなか帰ってくれないということにもなりかねません。
ですので、これから解説する断り方をしっかり覚えておきましょう。
玄関ドアを開けずインターホン越しに話す
ウォーターサーバーの訪問販売だけではなく、この方法は他の勧誘でも使えることです。
まず、インターホンが鳴っても玄関ドアを開けないことです。
玄関ドアを開けてしまうと、どうしても話が長くなってしまいますし、気の弱い人は断り切れなくなります。
また、気が強い人でも相手の営業マンがすごい勢いで話していると圧されてしまって、結局契約してしまったということにもなりかねません。
ですが、玄関ドアを開けずインターホン越しなら、ドア1枚隔ててありますのでどんなに強く言われても恐れることはありません。
インターホンを電話のように切れば終わります。
うっかりドアを開けてしまった時は戸口に立って中には入れない
相手がウォーターサーバーの営業だとわからず、うっかりドアを開けてしまうということもあるでしょう。
もしドアを開けてしまった時は、自分が戸口に立つようにし、相手の営業を玄関に入れないようにしましょう。
面と向かって話をするのは嫌かもしれませんが、開けてしまったので対応しなければなりません。
ですが、何を言われても「はい」や「いいえ」を言わないようにしましょう。
うまく誘導して「はい」や「いいえ」を言わそうとするペテン師のような営業もいますので、何を言われても「興味がありません」「必要ありません」「いりません」と言ってドアを閉めましょう。
もちろん、こちらは「興味がありません」「いりません」としか言わないので、相手と話が噛み合わなくなります。
それでも良いので、必要以上に話さないようにし、しつこいようなら「今手が離せないので~」と言いながら笑顔でドアを閉めましょう。
ウォーターサーバーの営業だとわかった場合は居留守を使う
ウォーターサーバーが訪問販売に来た時に、一番良いのは居留守です。
営業もプロですので、ウォーターサーバーの販売だと分からないようにしているかもしれませんが、中には自分が誰か分かるように首からネームタグをぶら下げていることもあります。
また、持っている資料などにウォーターサーバーの写真が見えるなど、何の営業なのかを判断することができることもあります。
ドア窓から見て、相手がウォーターサーバーの営業だと分かった時は、居留守を使って相手が去るのを待ちましょう。
この方法が何もせず追い返せますので、訪問販売の断り方では一番ラクです。
ショッピングセンターなどでウォーターサーバーの営業に捕まった時に断る方法
ウォーターサーバーの営業マンが訪問販売に来た時は、先ほどの方法で撃退することができるでしょう。
では次に、ショッピングセンターなどでウォーターサーバーの営業マンに引き留められた時の断り方をご紹介します。
ショッピングセンターの場合、素通りしようとしてもサッと前に出てきて「ウォーターサーバーに興味はないですか?水はとても大切で、人間の体は60%が水分でできていますので良い水を飲むことは健康にもいいんですよ!今なら無料で設置できるのでお得です!」などいきなり営業トークが始まります。
一度呼び止められてしまうと、営業は食いついて離れません。
そんな時はどのように対処すればいいのか、うまい断り方を解説します。
呼び止められても足を止めない
まず、どんなについてきて話をされても決して足を止めない事です。
「必要ありません」「いりません」と足を止めずにその場から立ち去ることです。
ウォーターサーバーの営業マンも、あまり持ち場から離れることができませんから、地の果てまで追いかけてくることはありません。
とにかく足を止めずその場から去るということを頭においておきましょう。
話しかけられても無視をする、耳を貸さない
ショッピングセンターの営業は相手が少しでも反応すると、しつこく食い下がってきます。
「必要ありません」「いりません」という言葉でさえ、「なぜ必要ないのですか?」と切り返してくる営業もいます。
実際口コミやSNSを見ていても、受け答えをした人の方が食い下がってこられたと話している人が多いのです。
ショッピングセンターでウォーターサーバーの営業に声を掛けられた時は、無視してその場を立ち去るのが一番良い方法です。
無視をするのは気が引けると思うかもしれませんが、そこで受け答えをしてしまうと結局足を止められてしまいます。
ここは気を強く持って何も言わず無視して立ち去りましょう。
ウォーターサーバーの営業の断り方でしてはいけないこと
これまで様々な断り方を解説してきましたが、断ろうとするためでもしてはいけないことがあります。
口コミでも、これからお話しする断り方をしたがために契約してしまったという人もいましたので、決してしないように覚えておきましょう。
自分から質問をする
ウォーターサーバーの営業が一番しつこくなるのが、相手から質問された時です。
質問をするということは興味があると判断されるため、なかなか諦めてくれません。
「これってどういうことだろう」「ちょっとくらいならいいかな」という考えは禁物です。
質問は相手に興味があると誤解されてしまうので、絶対にしないようにしましょう。
少ない知識で対抗しようとしない
ウォーターサーバーや水に関して少しでも知識がある人がやりがちなのが「知識で対抗しようとする」ことです。
自分では豊富な知識があると思っていても、相手はウォーターサーバーのプロです。 到底かなう相手ではありません。
少ない知識で対抗すればするほど事態は悪化して、最終的に契約してしまうことにもなりかねません。
相手はプロであるということを忘れず、知識で対抗するようなことはやめましょう。
絶対にその場で契約をしたり支払ったりしない
ウォーターサーバーを断ろうと思っていても、結局話を聞いていくうちに契約してしまうという人は少なくありません。
相手は営業のプロですから、うまく誘導されていることに気付かない人が多いのです。
その場では「もしかしていいかも」と思っていても、後々考えてみると「必要なかった」と後悔する人がたくさんいます。
もし、営業につかまって話を聞いてしまい「契約するのも悪くないかも」と思っても、絶対にその場で契約しないようにしましょう。
一度冷静に考える時間を作り、一人ではなく家族や友人などに相談して、それでもほしいと思えば契約するようにしましょう。
「今なら無料」「お得」「キャンペーンをしています」などの言葉につられない
ウォーターサーバーの営業は、とにかく契約を取りたいと思っていますので、「無料」や「お得ですよ」「キャンペーン中の今がチャンス」など言葉巧みに誘惑します。
無料やお得、今がチャンスという言葉を聞くと、どうしても誘惑されがちですが、これも契約のために言っていることですので、つられないようにしましょう。
言葉につられそうになった時は「毎月の水代や電気代はどうするの?」と自問自答してください。
そうすれば、誘惑も消え自分の考えがしっかり出てくるでしょう。
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ウォーターサーバー業者の悪質な営業の見分け方!断り方が通じないことも!
ウォーターサーバーの営業の断り方をお伝えしてきましたが、一部の営業には通用しない可能性があります。
それは、悪質な業者の営業の時です。
悪質な営業の場合、これまでの断り方が通じず「どうすればいいの?何を言っても通用しないんだけど」と思うことも出てくるでしょう。
そこで、まずは悪質な営業の見分け方を解説します。
その後、どうすれば撃退できるのか最終手段とも言える断り方をお伝えしましょう。
悪質な業者の営業には次のような共通点があります。
注意ポイント
- 契約をすると言っていないのに見積もりや契約書にサインさせようとする
- 態度が高圧的ですぐに契約させようとする
- 「周辺の水道水から放射性物質が検出された」など恐怖をあおることを言う
- ライバル会社の悪口を言ったり、他社は悪質で評判が悪いなど貶めることを言う
このような口調や行動が見られた時は悪質な業者と判断しましょう。
相手は悪質業者の営業だった!ウォーターサーバーの断り方の中でも最終手段を実行
悪質な業者と分かったら、これからお話しする最終手段を実行しましょう。
悪質な営業はちょっとくらいのことでは引き下がりません。
恐怖を感じたという口コミもありました。
そんな相手をどうすれば断れるのか、最終手段をお伝えしておきましょう。
お金がないので「あなたが毎月の費用払ってくれるならいいですよ」
断る言葉で一番相手が引きさがりやすいのが経済的な理由です。
家庭の事情を知りませんし、お金を払ってもらえないのであれば意味がありませんから、
「お金がないので」と断るのが一番です。
それでも食い下がってくるようであれば「あなたが毎月費用を払ってくれるなら契約しますよ」と笑顔で言ってみましょう。
たいていの営業は「これは何を言っても無理だ」と感じるので、これで引き下がってくれます。
あまりにしつこいようなら「警察に通報しますよ」
「あなたが毎月費用を払ってくれるなら契約してもいいですよ」と言っても、「またまた冗談がうまいですね」とさらに食い下がってくる営業もいます。
かなりの強敵ですから、これ以上はこちらが何を言っても引き下がらないでしょう。
そうなると結局契約させられてしまう可能性がありますので、あまりにしつこい営業や悪質な営業には、この言葉で撃退です。
「あんまりしつこいと警察に通報しますよ」
さすがにこの言葉を言われては相手も引き下がるしかありませんので、営業が強敵の場合は最終手段としてこの言葉を使いましょう。
最終手段はあくまでも最後の一手!それまでは相手に配慮して断ろう
ウォーターサーバーの営業の断り方を解説してきましたが、今お話しした「警察に通報する」という言葉はあくまでも最終手段です。
どの営業も悪質なわけではありませんし、営業でも「必要ありません」と言えばすぐに引き下がってくれる人もいます。
相手も仕事でしているので、あまり邪険にするのではなく、基本的には相手に配慮して笑顔で断りましょう。
それでもしつこいようなら、これまでお話ししてきた言葉や行動を実践してみてください。
「警察に通報しますよ」は最終手段ということを覚えておいてくださいね。