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水を飲む女性

水はタイミングや温度・飲み方が大切!健康になるための正しい知識

水道水や井戸水を飲んでいた時代とは違い、ペットボトルや浄水器、ウォーターサーバーなどの水を利用するようになってきました。

その理由は、

  • 健康にいい水を飲みたい
  • 美容効果のある水がいい
  • 安全性の高い水が飲みたい
  • おいしい水が飲みたい

など様々です。

安全性は大前提といったところですが、特に健康や美容目的で水を選んでいる人も多いのではないでしょうか。

人間は水がないと生きていけませんし、水から得られるミネラルは人体に欠かせないものです。
食べものから摂取できるミネラルが減少してきていますので、ミネラルが豊富な水は今や誰もが必要としているものではないでしょうか。

ですが、ミネラル豊富な水でも飲み方を間違えればきちんと吸収できませんし、飲むタイミングを逃すと水分やミネラル不足になってしまいます。

そこで、健康や美容にきちんと効果が出る飲み方や、飲むタイミング、適切な水の温度などを解説していきたいと思います。

1日に必要な水の量は?飲みすぎても少なくても体に良くない

水分イメージまず、健康・美容どちらに関しても、水の効果をきちんと出すためには1日に必要な水の量を知っておく必要があります。

単純に失った水分を補うという感覚ですが、人は1日にいったいどれくらいの水分を失っているかご存知でしょうか。

「1日に2リットル水分を摂ると良い」と言われているのは、それだけの水分が失われているからなのです。

メモ

成人の場合、尿で約1,400~1,500ml、便で約100~200ml、不感蒸泄(肺や皮膚から排出される水分)で900~1,000ml、トータルすると2,000ml(2リットル)以上の水分が失われています。

その水分を補うため、1日の摂取量は約2リットルと言われているのです。

ただし、人それぞれ体の大きさや運動量などが違うため、全ての人が1日に2リットルの水分を補給するというわけではありません。

自分が1日にどれくらいの水分が必要なのかは下記の記事で詳しく解説していますので、ご参照ください。

また、排出する水分があれば水を飲む以外で摂取できる水分もあります。
野菜などの水分を摂取できるので、食事でとれる水分は800~1,000mlと言われていますし、代謝水が300mlほどありますので、それ以外の水分を補給する必要があります。

成人の場合、1日に最低1.5リットルは補給したいところですが、運動をする人の場合はさらに水分補給が必要になります。

1時間激しい運動をすれば、1リットルもの汗をかくことがありますから、発汗量に応じた水分補給も必要です。

ただし、1日に2リットル程度の水が必要だからと、ガブガブ水を飲みすぎるのも危険です。

もちろん、運動をした時や汗を大量にかく夏場は水分の摂取量を増やす必要があります。
ですが、一気に5リットル、6リットルと大量の水を飲むと「低ナトリウム血症」になる可能性がありとても危険です。

「低ナトリウム血症」についても「健康にいい水とは?症状や目的別でぴったりのお水を選ぼう」や「飲んではいけない水の基礎知識!お水の種類も重要」の両記事で詳しく解説しています。

命に関わることですので水の飲みすぎにも注意しましょう。

水を飲むタイミングは5回!生活習慣に取り入れよう

起床時に水を飲む人1日に摂取しなければならない水の量がわかりましたので、次はタイミングのお話しをしたいと思います。

実は、健康や美容でお水の効果を得るには、このタイミングがとても大切になります。

「喉が渇けば飲めばいいのでは?」と思われる人もいますし、「喉が渇く前に飲まなければいけないと分かっていても、喉が渇いていない時は水を飲むことが思いつかない」という人もいます。

ですが、喉が渇いた時は、すでに体内の水分が枯渇状態になっていますので、常に喉が渇いていないのが理想なのです。

体内の水分が枯渇状態になると夏場は熱中症になったり、乾燥してお肌に痒みが出たり、頭痛吐き気、他にも様々な病気を引き起こす可能性があります。

もちろん、こんな状態では水の効果を全く引き出せていません。

そこで、水の効果を最大限に引き出す「水を飲むタイミング」を解説しておきましょう。

水を飲むタイミングは、

  1. 起床後
  2. 食前・食後
  3. 運動前・運動後
  4. 入浴前・入浴後
  5. 就寝前

の5回です。
どのタイミングも水分不足になる時ですので、喉が渇いていなくてもこのタイミングで飲むように習慣づけましょう。

なぜ、このタイミングが良いのかは、下記の記事で詳しく解説していますのでご参照ください。

正しい水の飲み方とは?一気に飲んでも吸収できない!

コップ1杯の水水を飲むタイミングをしっかり習慣付けることが大切だということがわかりました。
では、次に正しい水の飲み方について解説していきます。

特に、「喉が渇いた時に飲めばいい」と思っている人はしっかり覚えておいてほしい内容です。

人は、1日に約2リットルの水分補給が必要とされています。
ですが、この水分量を一気に飲んでも意味がないのです。

水に含まれているミネラルや栄養分は腸で吸収されます。
ですが、腸がミネラルなどの栄養成分を一度に吸収できるのはコップ1杯(150~200ml)程度です。

それ以外の水分は栄養を吸収することなく体外へ排出されます。

ですので、一度に大量の水を飲むのではなく、こまめに1日数回に分けて必要量を飲むことが大切です。

また、大量の水を一気に飲むと内臓にかなりの負担がかかってしまいます。
これでは健康や美容のために飲んでいる水が逆効果になってしまうのです。

ですので、こまめに水分補給をしておけば、喉が渇いたと大量に飲むこともありませんし、低ナトリウム血症になる心配もありません。

さらに、こまめに飲んでいればミネラルや栄養成分をその都度吸収できるので、健康や美容に大きな効果が発揮されます。

健康にいい水の温度は?冷えすぎた水はNG

1日に必要な水の量、飲むタイミング、飲み方がわかりました。
最後に健康や美容に良い飲み方として「水の温度」について解説しておきましょう。

夏場はとても暑く、キンキンに冷えた水を一気にグッと飲みたいものです。
しかし、冷たすぎる水は胃腸に負担をかけるため、水に含まれるミネラル成分の吸収も悪くなってしまいます。

これでは水の効果が半減してしまいますし、体にも負担がかかります。

ですので、水を飲む時はぬるま湯や常温のものを飲むようにしましょう。
常温やぬるま湯なら胃腸だけではなく、腎臓への負担もかかりませんのでおすすめです。

夏場に常温の水を飲むのは辛いという方は、11~15℃程度の水なら大丈夫です。
冷蔵庫に入れて冷やしている場合は、一度冷蔵庫から取り出し、11~15℃程度になってから飲むようにしましょう。

冬場や冷房の効いている部屋の場合、常温でもかなり冷たい水になっているはずですので、冷蔵庫に入れず、常温の状態で飲むことをおすすめします。

ダイエットで効果を上げたい人や水が苦手な人におすすめの飲み方

ダイエット中の豚では、水の飲み方の基礎知識がわかったところで、ダイエットに効果的な水の飲み方や、水を飲むのが苦手な人におすすめの方法をご紹介しましょう。

健康にいい水の飲み方は、これまで解説してきた通りですので、目的に合わせて効果を上げる飲み方をお伝えします。

ダイエットに効果的な水の飲み方

ダイエット中でもお水を飲むタイミングや温かい水を飲むという基本的なところは同じです。

ただし、水を飲むと胃腸に溜まりますから食事の量が少なくても満腹感を得られるため、食事中にもこまめに水を飲むようにしましょう。

また、冷たい水は体を冷やすため新陳代謝が低下します。
ダイエット中の人は常温か温かいお湯にすると新陳代謝も上がり、さらに高い効果が得られるでしょう。

喉が渇く前に常に水分を補給していれば基礎代謝が良くなり、太りにくい体になります。
こまめな水分補給を心がけて代謝の良い体に改善していきましょう。

水が苦手な人におすすめの飲み方

水を飲むことはとても健康にいいことはわかっていますが、「なんだか味気なくて水を飲むのが苦手」「味がないから飲む気がしない」など、水を飲むのが苦手という人がいます。

そうなるとジュースやコーヒーなど他の飲み物ばかりを飲んでしまうようになってしまい、糖分の摂りすぎやカフェインの摂りすぎなどで、体調不良になる可能性もあります。

水は嫌だけどお茶なら大丈夫と言う人もいますが、やはりお茶にもカフェインが含まれていますから、あまりたくさん飲むのは良くありません。

ですが、水が飲みにくいという人のほとんどが「これなら飲める」と言っている水があります。
それは、ミネラル成分を豊富に含んだ水です。

水にも様々な味があり、特にミネラル成分が豊富なものはとても美味しく感じます。
ですので、水を飲むのが苦手になってしまった人は、もしかするとミネラル成分の低い超軟水や純水を飲んでいたのかもしれません。

水はミネラル成分が多いほど美味しく感じますので、一度硬水や天然水などミネラルが豊富に配合されているものを飲んでみてはいかがでしょうか。

天然水は採水地によってミネラルバランスが違うため味も違います。
色々な採水地の水を飲んでみると楽しいかもしれません。

また、厚生労働省が発表している「おいしい水」の基準がありますので参考のためにご紹介しておきましょう。

ポイント

  • 配合されているミネラル成分=カルシウム・マグネシウム・シリカ・ナトリウム・カリウムなど
  • 硬度=10~100mg/L程度のもの
  • 水温=10~15℃が最もおいしく感じる
  • 弱アルカリ性が良い

これら4つの基準にあう天然水やアルカリイオン水などを試してみましょう。

水は正しく飲んでこそ健康や美容に効果がある

たかが水ですが、されど水です。
水の正しい飲み方の知識があるのとないのとでは、健康面や美容面で大きな違いが出てきます。

こうして解説を読んでいておわかりになったかと思いますが、間違った飲み方をすると健康とは真逆の病気になってしまう可能性があるのです。

正しい水の飲み方を実践すれば健康面や美容面で大きな効果が出てきます。 水の効果を最大限に引き出すためにも、正しい飲み方を習慣づけましょう。

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